Fedora 16に Tex Live 2011 の環境を構築

調べた限り、大きく分けて2つの方法があるようだ。texlive2011のリポジトリを登録してインストールする方法とTexliveのサイト(tug)のインストール方法である。

texlive2011のリポジトリを登録してインストールする方法(その1)

http://matea2.blogspot.com/2012/01/fedora-16-texlive-2011.htmlに書いてあるとおりにやる。

sudo rpm -i http://jnovy.fedorapeople.org/texlive/2011/packages.fc16/texlive-release.noarch.rpm
sudo yum install texlive
sudo yum install texlive-collection-langcjk


次に/usr/share/texlive/texmf/dvipdfmx/dvipdfmx.cfgのcid-x.mapのコメントアウトを外す。

f cid-x.map

これでpdfファイルの作成には成功したが、xdviでdviファイルを閲覧すると文字化けがひどい。
pxdviを使おうと思ったが、texlive2011のリポジトリの依存関係上、入らないようだ。

Texliveのサイト(tug)のインストール方法にしたがって構築する(その2)

http://flower-snow.blogspot.com/2011/11/fedora15tex.htmlを参考にした。
TeX Liveのサイト http://www.tug.org/texlive/ から install-tl-unx.tar.gz をダウンロード

tar xvzf install-tl-unx.tar.gz
cd install-tl-xxxxxxxx
sudo ./install-tl

インストールが終了したらPATHを設定設定する。このPATH設定をrootでもしておく。(アップデートのため)

export PATH=/usr/local/texlive/2011/bin/x86_64-linux:$PATH

32bitのfedora16の場合、x86_64がi386になる。

texliveのアップデートはrootになって以下の通り

tlmgr update --all


あとはdviを表示するためにpxdvi(xdvik), gv, sazanami font, xorg-x11-fonts-ISO8859-1-75dpiをインストールする。

sudo yum install "xdvik gv sazanami-* xorg-x11-fonts-ISO8859-1-75dpi"

環境変数がLANG=ja_JP.UTF-8だとエラーがでるので以下のようにエイリアスを貼る。

alias pxdvi='LANG=C pxdvi'
alias gv='LANG=C gv'

まとめ

方法その1
- 比較的簡単に構築できたが、dviファイルが閲覧できない
- yumの管理なので、アップデートが楽?
方法その2
- dviファイルの閲覧が可能
- texliveのアップデートは独自でやらなければならない。